2017年 11月 09日
クラウド・アトラス |
壮大な、生まれ変わりの物語
2012年 ドイツ、アメリカ、中国、シンガポール
監督:ラナ・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー、トム・ティクヴァ
原作:デイヴィッド・ミッチェル
脚本:ラナ・ウォシャウスキー、アンディ・ウォシャウスキー、トム・ティクヴァ
出演:トム・ハンクス、ハル・ベリー、ヒュー・グラント、ベン・ウィショー他
"彗星の痣をもつ"主人公が、時代を越えて、6つの人生を生きる物語。
1849年。米国の弁護士ユーイングは、奴隷貿易の契約を済ませて帰国の途につく。
1931年。英国の青年フロビシャーは、音楽家を夢見て大作曲家エアズの採譜係となる。
1973年。米国のジャーナリスト、ルイサ・レイは原発の欠陥を告発しようとするが、殺し屋に命を狙われる。
2012年。英国の編集者カヴェンディッシュは、スキャンダルでバカ売れした本で大儲けするが、恐喝され、兄に騙されて介護施設に入所させられる。
2144年。ネオソウルのクローン、ソンミ451は、自分の存在に疑問を抱く。
2321年。文明が崩壊した後の荒廃した地球で、島の住民ザックリーは、「昔の人」の技術を持つ一族の女性、メロニムに出会う。
魂の深い縁を持つ仲間、ソウルメイト。
普通は、恋人や親子、親友といった、ごくごく近い関係の人たちを指しますが、それだけでなく、一緒に生まれ変わりながら、お互いその時々で役割を変えて---あるときは敵、あるいは味方、あるいは人生にきっかけを与える人物、という風に---関わりあいながら魂のいろんな側面を経験し、ともに成長する大きなソウルメイトのグループがあり、それをソウルグループというのだそうです。
本作では、同じ俳優たちが、主だった役を、時代ごとに立場を入れ替わりながら、ときには男優が女性の、女優が男性の、さらには違う人種のメイクまでして演じ、一団のソウルグループの生まれ変わりを表現しています。
言うなれば、時代をまたぐソウルメイト群像劇、でしょうか。
物語は、6つの時代が、同時並行で進行していきます。
主人公は、これはいろいろな俳優が演じますが、彗星の痣というしるしをもつことから、同じ魂を持つ人物であることがわかります。
あるときは善良な弁護士、あるときは性格に難はありながらも才能ある作曲家---という風に、異なる時代でまったく違う人生を歩む姿が描かれます。
先の人生で弁護士が記した日誌を次の人生の作曲家が読み耽り、その次の人生では作曲家の曲に懐かしげに聞き入る…というように、それぞれが前の人生で印した自らの軌跡に興味を示す描写が、輪廻転生を印象づけます。
この主人公の生まれ変わりについて、ただ「成長する」ということを考えて見ているとそうでもなくて、たとえば先の人生では正義感あふれる女性記者だったのに、次の転生では気の小さい、保身ばかり考えている冴えない編集者だったりして、あれ?魂ってよりよい方向に成長していくんじゃないの?と思ったりします。
でも、魂としては、いろんな感情や立場を経験するのが目的なので、どちらがいいとか悪いとか、より成長したとかいうことでもないのかな、と思います。
女性記者のときには「真実を明らかにする」ためにわき目もふらず突き進む人生ですが、冴えない編集者のときにはいろいろと小賢しく立ち回り、失敗もしながら、回り道ばかりしています。
しかしその編集者の彼も、最後には「自分の人生にもっとも大切なもの」に気づいていくので、きっと、それぞれの人生でのテーマや、経験すると計画してきた内容が違うということなのでしょう。
かつては奴隷貿易に携わっていた主人公が、のちにクローンとして奴隷のような立場になる、というのも、因果応報、というよりは、「どちらの立場も経験する」ということなのだろうと思います。
「時間の流れは一方向ではないので"過去に生まれ変わる"こともある」という説もあるくらいですから、もしかしたら生まれ変わる順番が時系列ではないことだって、あるのかもしれません。
と、ここまで書いておいてなんですが、残念なことにこの映画、俳優=魂が時代をまたいで複数の人生を生きる、という表現方法を採りながら、それを活かしきれていないのです。
この「彗星の痣を持つ主人公」が原因です。
前の時代で彗星の痣をもつ人物を演じていた俳優が、次の時代でも主人公以外の役で出ていて、あれ?じゃ、この人は誰の生まれ変わり?となるのです。
このため、魂がどういう関わりあいになっているのか、いまひとつはっきりしません。
この映画が「わかりにくい」といわれる所以のひとつだと思います。
観るときには、なんとなく「グループで生まれ変わっているんだな」程度で、あまり深く考えない方が混乱しないかもしれません。
ただ、そのややこしい中にあっても、主人公と対になる魂は毎回必ず登場し、彗星の痣をもつ人物と恋愛関係に、もしくは似た関係になります。
(トム・ハンクスとハル・ベリー/ジム・スタージェスとペ・ドゥナ/ベン・ウィショーとジェームズ・ダーシー/ジム・ブロードベントとスーザン・サランドン:それぞれのペアの片方が彗星の痣の主人公になるときには、もう片方が対の人物となる)
主人公のツインソウルなのかどうかはわかりませんが、強い繋がりをもち、必ず主人公を助け、味方となり、固い絆を結びます。
2人が深く信頼を寄せあい、愛しあう姿は大変ロマンチックです。
その他に、必ず登場するものとして、「悪意」「権力」をもって主人公を傷つける魂があります。
これらの役は、ヒューゴ・ウィーヴィング(『マトリックス』の"スミス"の人です)とヒュー・グラントが一貫して演じています。
同じ俳優が同じ役を演じるのは、悪意・権力から離れない、"進化しない魂"を表すためのようです。
実際の生まれ変わりでも、執着などから、何度もこうした人生を選んで生まれてくる魂はあるのかもしれませんね。
これらの悪意に、権力に、抵抗せずに従ってしまうのか、それとも自分と大切な人たちの尊厳を守るために抗うのか。
またはこれらに対する憎しみに身を任せ、みずからも悪に堕ちてしまうのか。
その選択が、魂の成長を大きく左右します。
もしかしたら、これら一見ネガティブな存在は、他の魂の成長のためにあえてこういう役割を選ぶ、本当はとても進化したものなのかもしれません。
監督のウォシャウスキー姉弟、トム・ティクヴァについて。
ウォシャウスキー姉弟は、いわずと知れた『マトリックス』の監督です(『マトリックス』時は"兄弟"だったけど、その後2人とも性転換して姉妹に。この頃は兄のラリーだけが女性のラナになっていた時期)。
『マトリックス』と、ティクヴァの出世作『ラン・ローラ・ラン』は、公開時期が同じ頃で、お互いに作品は観ていたそうです。
『マトリックス』は、「現実はかりそめの世界で本当の自分は別にいる」という話ですし、『ラン・ローラ・ラン』は短い生まれ変わりを何度も経験するような映画。
どこか通じるものを感じていたのか、『クラウド・アトラス』の映画化を決意したラナは、ティクヴァに共同監督を持ちかけます。
そして初めて会った3人は、「前世で姉弟だった?」というほど意気投合したそうです。
ウォシャウスキー姉弟は主に1・5・6の3話を担当。特に未来編のパートではその力量が遺憾なく発揮され、さすが!といったところです。
そして、トム・ティクヴァ。
特に作曲家編の、どこか寓話のような雰囲気を漂わせる映像の美しさは、ティクヴァならではのものだと思います。
どうも「運命」や「ソウルメイト」について撮るのをライフワークとしているのじゃないかと思われるティクヴァですから(別項『ヘヴン』)、こんなソウルメイト度満点の映画を撮ることになって、さぞかし張り切ったことだろうと思います。
映画は、独立した6つの物語が並行しながらクライマックスに向かっていきます。
正直、時代を行きつ戻りつしながら話が進んでいく形式にはとまどいますし、1つの物語に集中し始めたところで別の時代に話が切り替わってしまうので、欲求不満がたまる。
しかし、なぜこの構成にしたのか、その理由は、映画の終盤になってからわかります。
1つの人生で、愛する人と死に別れた主人公。
でも、別の人生ではまたその人と出会うのです。
この世の真理に到達したクローン、ソンミは言います。
「死は扉に過ぎない」
「扉を開けると、あの人が待っている」
遺された言葉、あのときの君、そして再会----一気に押し寄せるクライマックスは、愛が永遠に続くこと、過去も未来もなく今ここにあること、そして今までもずっとずっとそこにあったことを、存分にわからせてくれます。
そして、希望があることも。
人は、よりよく変われることも。
ソウルグループとともに歩む、人生というドラマ。
互いとの関わりの中で、傷つき、苦しむように思えても、それらは何ひとつ真実じゃない。
その経験を通して、真実は最初からただ一つだけなのだと----愛だけだということ、そして人生は、世界は愛に満ちているのだということに、あらためて気づくのです。
あの人も、この人も、その気づきに至るまでの旅路をともにする、大切な魂の仲間。
そんな風に思わせてくれる、壮大な物語です。
****************************
この映画は、1人の俳優が同じ魂の生まれ変わりを何度も演じる、というアイデアで作られていますが、逆に、さまざまな映画やドラマで何度も共演している俳優たちを観ているうちに、あたかも生まれ変わりを見ているような気分になるときがあります。
たとえば西島秀俊さんと香川照之さん。この2人は、「ダブルフェイス」「MOZU」「クリーピー」「流星ワゴン」といったドラマ・映画で立て続けに共演し、それぞれで敵、協力者、父と息子といった、深い因縁のある役柄を演じています。
そして、作品の中では互いに銃を突きつけあうようなシーンもありながら、撮影が終わるとインタビューなどで「俺はそっちの役の方がよかったな」「そちらにつられてつい熱く演じちゃって」などと仲良く談笑していて、なんだか不思議な感じを覚えます。
実際の魂も、こんな感じなのかもしれませんね。
"この世"では「不倶戴天の敵」であっても、"あちらの世界"に戻れば
「あのときはキツかったよー、もうダメかと思った」
「ごめんごめん、だってギリギリまで追いつめてくれって、生まれる前に頼まれてたからさー」
などと、和気あいあいと言いあっているのかもしれません。
香川照之さんは、堺雅人さんとも印象的な共演をされてますね。
いろいろと勉強させていただいてます!
ありがとう香川さん!
(画像は本文とは関係ありません)
by 8pusmovie
| 2017-11-09 09:53
| スピリチュアルな映画
|
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Comments(13)
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メリー
at 2017-11-09 22:09
x
これは、興味深すぎですね!!
6回も転生を見せてくれるスケールもすごい…未来にまでなっているし。
いろいろな立場の役を経験するわけですね。
俳優さんのお話、わかりやすかったです!まさにそんな感じなのかも。。
TACOさんとお知り合いになれたのも前世からのご縁だったりして✨✨
6回も転生を見せてくれるスケールもすごい…未来にまでなっているし。
いろいろな立場の役を経験するわけですね。
俳優さんのお話、わかりやすかったです!まさにそんな感じなのかも。。
TACOさんとお知り合いになれたのも前世からのご縁だったりして✨✨
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by
8pusmovie at 2017-11-09 22:43
> メリーさん
おかえりなさい!今日は素敵な一日だったんですね。またご報告楽しみにしています。
記事、赤毛のアンじゃなくてごめんなさいm(_ _)m なんか、アンは思い入れが強すぎてなかなか書けなくて(^^;
このだだ長いものを読んでいただいて申し訳ないm(_ _)m これだからアメンバさんにはなれそうもなくて…アメブロさんだと、私の記事は源氏物語並みに何巻にもなりそうで…(^^;
メリーさんのところでいろいろと勉強させていただいているおかげか、私もなんか少し理解が進んだような気がします。「転生したからって、必ず"成長する"わけじゃないよなぁ」とか、結局は「愛」とか。「本質が愛」というのは、ほんとに、メリーさんのブログで実感した気がします。この映画を最初に観たときには、正直そこまで理解していなかった(^^;
ほんとに、メリーさんとのご縁も、前世からだと嬉しいなぁ(*^^*) たぶん、先生と生徒やけど(^^; この映画のように、メリーさんを囲んで、morton1111やみなさんも、ソウルグループなのかもしれませんね。
3時間近くある長い映画だけど、いい映画だと思います。
読んでいただいて、ありがとうございます!
おかえりなさい!今日は素敵な一日だったんですね。またご報告楽しみにしています。
記事、赤毛のアンじゃなくてごめんなさいm(_ _)m なんか、アンは思い入れが強すぎてなかなか書けなくて(^^;
このだだ長いものを読んでいただいて申し訳ないm(_ _)m これだからアメンバさんにはなれそうもなくて…アメブロさんだと、私の記事は源氏物語並みに何巻にもなりそうで…(^^;
メリーさんのところでいろいろと勉強させていただいているおかげか、私もなんか少し理解が進んだような気がします。「転生したからって、必ず"成長する"わけじゃないよなぁ」とか、結局は「愛」とか。「本質が愛」というのは、ほんとに、メリーさんのブログで実感した気がします。この映画を最初に観たときには、正直そこまで理解していなかった(^^;
ほんとに、メリーさんとのご縁も、前世からだと嬉しいなぁ(*^^*) たぶん、先生と生徒やけど(^^; この映画のように、メリーさんを囲んで、morton1111やみなさんも、ソウルグループなのかもしれませんね。
3時間近くある長い映画だけど、いい映画だと思います。
読んでいただいて、ありがとうございます!
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8pusmovie at 2017-11-10 00:56
mortonさん、"さん"が抜けてたm(_ _)m
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メリー
at 2017-11-11 15:43
x
お返事ありがとうございました✨✨
そんな言っていただいて!!
私の方が教えて頂くことが多いのに!^^ ;
魂の仲間の相互作用みたいなのは半端ないのかもしれませんね!出会えて嬉しいです^^mortonさんも含めて✨✨✨この記事、リンクはらせて頂いてもよかですか?よかったら嬉しいです✨みなさんに紹介できたら喜ばれそう✨
そんな言っていただいて!!
私の方が教えて頂くことが多いのに!^^ ;
魂の仲間の相互作用みたいなのは半端ないのかもしれませんね!出会えて嬉しいです^^mortonさんも含めて✨✨✨この記事、リンクはらせて頂いてもよかですか?よかったら嬉しいです✨みなさんに紹介できたら喜ばれそう✨
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8pusmovie at 2017-11-11 16:20
> メリーさん
わ、メリーさん!いやいやほんとに、私はもう勉強させていただくことばかりで…あんなにわかりやすくいろいろな仕組みを解説してくださってるブログは無いように思ってですね。熟読させていただいておりますよ。あぁ、妙な念とか送ってないやろな…。
リンクですか?いいんでしょうか、こんなので。メリーさんのブログみたいにわかりやすくなくて、ひたすら書き散らしているだけなんですが…よろしければ、こちらはまったく構いません(*^^*) あぁ緊張するなぁ。
私はツインソウラー(発電はしません(^^; )ではないので、あまりメリーさんのブログのコメント欄にはお邪魔しないように自制しているんですが、みなさんのコメント含め、いつもとても感銘を受けながら拝読しています。ちょっと時々乱入してますが…(この間も、コメントで私がホログラムを持ち出したときに、メリーさんが「現実の世界もホログラム」と書かれて、ちょうどこの記事のウォシャウスキーのあたりを書いたばかりだったので、「マトリックス!ネオ!」と暴走しそうになり、かろうじてこらえました。何してるんだかなぁ)。
では、こんなのでよければ、どうかお役立てください。
ありがとうございますm(_ _)m
わ、メリーさん!いやいやほんとに、私はもう勉強させていただくことばかりで…あんなにわかりやすくいろいろな仕組みを解説してくださってるブログは無いように思ってですね。熟読させていただいておりますよ。あぁ、妙な念とか送ってないやろな…。
リンクですか?いいんでしょうか、こんなので。メリーさんのブログみたいにわかりやすくなくて、ひたすら書き散らしているだけなんですが…よろしければ、こちらはまったく構いません(*^^*) あぁ緊張するなぁ。
私はツインソウラー(発電はしません(^^; )ではないので、あまりメリーさんのブログのコメント欄にはお邪魔しないように自制しているんですが、みなさんのコメント含め、いつもとても感銘を受けながら拝読しています。ちょっと時々乱入してますが…(この間も、コメントで私がホログラムを持ち出したときに、メリーさんが「現実の世界もホログラム」と書かれて、ちょうどこの記事のウォシャウスキーのあたりを書いたばかりだったので、「マトリックス!ネオ!」と暴走しそうになり、かろうじてこらえました。何してるんだかなぁ)。
では、こんなのでよければ、どうかお役立てください。
ありがとうございますm(_ _)m
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morton
at 2017-11-15 23:52
x
こちらからも失礼します。
お伝えを 忘れていました。
トムハンクスの映画で 一番印象に残っているのは
グリーンマイルで ハルベリーは多分チョコレートしか見たことがなくて、どちらも死刑や刑務所など
重たいですが なんだかそのへんも 自分の中で合わさっていました。( ´∀`)
そして おじいちゃんの逃走劇 最高でしたー!!
犬を撃った敵を やっつけるところも。
何回も見たいけど また泣きまくるから 覚悟しないと。( ´∀`)
ラン ローラランも気になります!
いつもありがとうございます!
お伝えを 忘れていました。
トムハンクスの映画で 一番印象に残っているのは
グリーンマイルで ハルベリーは多分チョコレートしか見たことがなくて、どちらも死刑や刑務所など
重たいですが なんだかそのへんも 自分の中で合わさっていました。( ´∀`)
そして おじいちゃんの逃走劇 最高でしたー!!
犬を撃った敵を やっつけるところも。
何回も見たいけど また泣きまくるから 覚悟しないと。( ´∀`)
ラン ローラランも気になります!
いつもありがとうございます!
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8pusmovie at 2017-11-16 12:07
> mortonさん
コメントありがとうございます(*^^*)
『グリーンマイル』も『チョコレート』も、mortonさんは、やっぱり「考える」映画に惹かれるんですね。
ハル・ベリーは、この『チョコレート』以外はXメンなどのSFアクションやサスペンスなどへの出演がほとんどで、あまり作品に恵まれていないのかな、という気がします。そういう意味で、『クラウド・アトラス』は新たな代表作になるかも、ですね。
『グリーン・マイル』は、スピリチュアルな要素もある映画ですよね。スティーヴン・キング原作の作品は、映画もいいけど原作を読むとさらに理解が深まりますね。mortonさんはしっかり本も読まれるので、読まれてるかな(*^^*)
「おじいちゃんの逃走劇」!この映画、あのパートは結構不評で(^^; 犬のエピソードのパートとともにティクヴァの監督部分なので、きっと喜びますよ(*^^*)
ああ聞かせてあげたい…。
あと、『ラン・ローラ・ラン』も運命的な映画ですが、ブログの冒頭に挙げた『ヘヴン』もこのティクヴァが監督の映画で、もろツインソウルの映画です。
それから、このあいだメリーさんのところでも少し書かせていただいたのですが、私は、映画は"観なければならないもの"とは考えてません。
所詮、娯楽です。
ただ、この『クラウド・アトラス』がmortonさんにとって、おそらく大きな浄化の作用をもたらしたことはとてもよかったと思うし、ここに書いていない他の映画だって、気づきや人生への理解を深めるきっかけになるかも知れない。でもそのきっかけは、本や音楽、ファッション、旅行…mortonさんが興味をもたれることすべてから得られるものだし、映画はそのひとつのツールに過ぎない。決して観る"べき"ものなんかじゃない、と思います。
だから、作品だって、mortonさんが感覚で「いい」と思われるものを観ていけばいいと思っています。私も、たとえば色彩の特徴的な映画として『汚れた血』や『落下の王国』などを例に挙げましたが、これもYouTubeなどで予告編などの短い映像を見て、ちょっと違うな、と思われたら観なくていい。貴重な数時間もの時間を、無駄にすることはないのです。
(続く→)
コメントありがとうございます(*^^*)
『グリーンマイル』も『チョコレート』も、mortonさんは、やっぱり「考える」映画に惹かれるんですね。
ハル・ベリーは、この『チョコレート』以外はXメンなどのSFアクションやサスペンスなどへの出演がほとんどで、あまり作品に恵まれていないのかな、という気がします。そういう意味で、『クラウド・アトラス』は新たな代表作になるかも、ですね。
『グリーン・マイル』は、スピリチュアルな要素もある映画ですよね。スティーヴン・キング原作の作品は、映画もいいけど原作を読むとさらに理解が深まりますね。mortonさんはしっかり本も読まれるので、読まれてるかな(*^^*)
「おじいちゃんの逃走劇」!この映画、あのパートは結構不評で(^^; 犬のエピソードのパートとともにティクヴァの監督部分なので、きっと喜びますよ(*^^*)
ああ聞かせてあげたい…。
あと、『ラン・ローラ・ラン』も運命的な映画ですが、ブログの冒頭に挙げた『ヘヴン』もこのティクヴァが監督の映画で、もろツインソウルの映画です。
それから、このあいだメリーさんのところでも少し書かせていただいたのですが、私は、映画は"観なければならないもの"とは考えてません。
所詮、娯楽です。
ただ、この『クラウド・アトラス』がmortonさんにとって、おそらく大きな浄化の作用をもたらしたことはとてもよかったと思うし、ここに書いていない他の映画だって、気づきや人生への理解を深めるきっかけになるかも知れない。でもそのきっかけは、本や音楽、ファッション、旅行…mortonさんが興味をもたれることすべてから得られるものだし、映画はそのひとつのツールに過ぎない。決して観る"べき"ものなんかじゃない、と思います。
だから、作品だって、mortonさんが感覚で「いい」と思われるものを観ていけばいいと思っています。私も、たとえば色彩の特徴的な映画として『汚れた血』や『落下の王国』などを例に挙げましたが、これもYouTubeなどで予告編などの短い映像を見て、ちょっと違うな、と思われたら観なくていい。貴重な数時間もの時間を、無駄にすることはないのです。
(続く→)
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by
8pusmovie at 2017-11-16 12:10
> mortonさん
(→続きです)
それから、私は基本オタクなので、他人様のコメント欄でもついつい好きに言い散らしてしまいますが、別に映画も監督も俳優も、知らずにいてももちろん何の支障もありません。私の言ってることは偏ってるし古いし、オタクの性でいつもついつい語ってしまって、あとから「やっちまったなー」と落ち込むことしばしばです。私がなにかワカランことを言っていても、またおばさんが好き勝手に言ってるなー、で流しといてください。というか、気をつけますm(_ _)m
一方で、mortonさんからいろんな話を聞くと、とても興味が沸きます。やっぱり映画の話ができると嬉しい(*^^*) 『ヴィオレッタ』、観たい\(^o^)/
またいろいろ教えてください。今日のブログの内容も、とても印象的でした。「美」が、mortonさんのひとつのテーマですね(*^^*)
本も映画も、いろいろなことを繰り返して考えるmortonさん、すごいなと思います。
またやってしまった…いくら自分のサイトとはいえ、字数制限を超えて…他人様に読んでいただくのに長過ぎ…すみません…面倒な奴ですね…。
(→続きです)
それから、私は基本オタクなので、他人様のコメント欄でもついつい好きに言い散らしてしまいますが、別に映画も監督も俳優も、知らずにいてももちろん何の支障もありません。私の言ってることは偏ってるし古いし、オタクの性でいつもついつい語ってしまって、あとから「やっちまったなー」と落ち込むことしばしばです。私がなにかワカランことを言っていても、またおばさんが好き勝手に言ってるなー、で流しといてください。というか、気をつけますm(_ _)m
一方で、mortonさんからいろんな話を聞くと、とても興味が沸きます。やっぱり映画の話ができると嬉しい(*^^*) 『ヴィオレッタ』、観たい\(^o^)/
またいろいろ教えてください。今日のブログの内容も、とても印象的でした。「美」が、mortonさんのひとつのテーマですね(*^^*)
本も映画も、いろいろなことを繰り返して考えるmortonさん、すごいなと思います。
またやってしまった…いくら自分のサイトとはいえ、字数制限を超えて…他人様に読んでいただくのに長過ぎ…すみません…面倒な奴ですね…。
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by
taco
at 2017-11-16 22:03
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コメント何回か 消えて泣きそう!
おじいちゃん そうなんですか!笑
私には重要でした( ´∀`)怖いシーンを見て 心がきゅっとなったあとのおじいちゃんは格別です。笑
グリーンマイルは本読んでないんです。
今英語の勉強中で だから英語のものを探そうかな、、、それにしては重たいか。笑
ハルベリー そうなんですね!
あんなにかっこいいし 知的なイメージなので
他にもいい作品にでて欲しいなぁ♡この作品があるからもう 十分かな(*^^*)
映画の話が出来るの 私も嬉しいです。
ツインきっかけで 偏りをなくそうと 音楽も普段聴かないヒップホップや詩吟まで聞いてみたり、、、新しい発見が楽しくて。^_^やっぱり苦手なものもあるけど 聴かず嫌い 観ず嫌いとはまた違って得るものがあります。
映画も もちろん楽しんでみてますよ!
ご丁寧にありがとうございます(^^)
自称オタクなくらい愛せるものがあるってステキです!そして 監督や色んなことを知ってらっしゃるのに すごく 謙虚で 見習わなくては、、、、
私はどうしても関西人の厚かましさが滲み出ます。
笑 なんの話やって感じですが こんな不思議な出会いに感謝しております!
おじいちゃん そうなんですか!笑
私には重要でした( ´∀`)怖いシーンを見て 心がきゅっとなったあとのおじいちゃんは格別です。笑
グリーンマイルは本読んでないんです。
今英語の勉強中で だから英語のものを探そうかな、、、それにしては重たいか。笑
ハルベリー そうなんですね!
あんなにかっこいいし 知的なイメージなので
他にもいい作品にでて欲しいなぁ♡この作品があるからもう 十分かな(*^^*)
映画の話が出来るの 私も嬉しいです。
ツインきっかけで 偏りをなくそうと 音楽も普段聴かないヒップホップや詩吟まで聞いてみたり、、、新しい発見が楽しくて。^_^やっぱり苦手なものもあるけど 聴かず嫌い 観ず嫌いとはまた違って得るものがあります。
映画も もちろん楽しんでみてますよ!
ご丁寧にありがとうございます(^^)
自称オタクなくらい愛せるものがあるってステキです!そして 監督や色んなことを知ってらっしゃるのに すごく 謙虚で 見習わなくては、、、、
私はどうしても関西人の厚かましさが滲み出ます。
笑 なんの話やって感じですが こんな不思議な出会いに感謝しております!
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8pusmovie at 2017-11-16 23:55
> tacoさん もとい mortonさん
なんか名前が…まさかの自作自演疑惑(^^; 人に見られたら恥ずかしい(^^;
コメント、消えちゃいますよね、うっかり(T-T)
ハル・ベリー、そうなんですよ。空飛んだり、キャット・ウーマンだったり。知的な美女がもったいないことですよね。
詩吟!すごい!ほんとに、幅広げようと心がけてらっしゃるんですね。
英語も…!あ、そっか。これは必須ですね(*^^*)
なんかこれはまたズレた話かもしれないけど、私、40代半ばから茶道を始めてまして(年喰ってるでしょう?まだこんなバカなことばっかり書いてますが)。お稽古の腕前はまだまだ全然なんですが、なぜ始めようかと思ったかというと、この齢になっても、全然、日本のこと知らないなぁと。で、まぁやってて、とても楽しいんですが(でも、着物とか全然着られないんですけどね(^^;)。
外国の方と交流がある場合だと、そういうのもまた幅が広がって楽しいかもな、と、ふと思って。ことさらに「ジャパニズム」をアピールする、という意味ではなく、どちらも「日本文化を楽しむ」という視点で。もう私たちって、日本文化のこと知らなさ過ぎて、ほとんど外国の方と変わらないんですよね(^^;
もちろん、mortonさんの心のうちから"やりたい"という気持ちが出てきてこそ、ですけどね。
ちょっと「詩吟」ということから思いつきました(*^^*)
mortonさんのご趣味とはちょっと違うかな(^^; でも私も、映画は洋画一辺倒、あこがれはシャルロット・ゲンズブールだったりして、和風のものには見向きもしなかったんですが、茶道を始めてみると、いちいち道具類が美しかったりして、楽しいことこの上ない感じです。
…とか言って、もうとっくにお稽古されてたりしたらすみません(^^;
"関西人の厚かましさ"(笑)
…ねぇ?(笑) いやいや、mortonさんはやっぱりまだお若いから可愛らしいですよ(*^^*) 厚かましい、なんて。
私は、謙虚どころか。これだけ書き倒すのは、おばちゃんの喋りが文字になってるだけやな、と思ってます(^^; なんかもうヤバい、気をつけないと。
また自分の語りたいことだけ語ってしまいましたが、映画、美しいもの、またいろいろ教えてくださいね。
ありがとうございます。おやすみなさい(*^^*)
なんか名前が…まさかの自作自演疑惑(^^; 人に見られたら恥ずかしい(^^;
コメント、消えちゃいますよね、うっかり(T-T)
ハル・ベリー、そうなんですよ。空飛んだり、キャット・ウーマンだったり。知的な美女がもったいないことですよね。
詩吟!すごい!ほんとに、幅広げようと心がけてらっしゃるんですね。
英語も…!あ、そっか。これは必須ですね(*^^*)
なんかこれはまたズレた話かもしれないけど、私、40代半ばから茶道を始めてまして(年喰ってるでしょう?まだこんなバカなことばっかり書いてますが)。お稽古の腕前はまだまだ全然なんですが、なぜ始めようかと思ったかというと、この齢になっても、全然、日本のこと知らないなぁと。で、まぁやってて、とても楽しいんですが(でも、着物とか全然着られないんですけどね(^^;)。
外国の方と交流がある場合だと、そういうのもまた幅が広がって楽しいかもな、と、ふと思って。ことさらに「ジャパニズム」をアピールする、という意味ではなく、どちらも「日本文化を楽しむ」という視点で。もう私たちって、日本文化のこと知らなさ過ぎて、ほとんど外国の方と変わらないんですよね(^^;
もちろん、mortonさんの心のうちから"やりたい"という気持ちが出てきてこそ、ですけどね。
ちょっと「詩吟」ということから思いつきました(*^^*)
mortonさんのご趣味とはちょっと違うかな(^^; でも私も、映画は洋画一辺倒、あこがれはシャルロット・ゲンズブールだったりして、和風のものには見向きもしなかったんですが、茶道を始めてみると、いちいち道具類が美しかったりして、楽しいことこの上ない感じです。
…とか言って、もうとっくにお稽古されてたりしたらすみません(^^;
"関西人の厚かましさ"(笑)
…ねぇ?(笑) いやいや、mortonさんはやっぱりまだお若いから可愛らしいですよ(*^^*) 厚かましい、なんて。
私は、謙虚どころか。これだけ書き倒すのは、おばちゃんの喋りが文字になってるだけやな、と思ってます(^^; なんかもうヤバい、気をつけないと。
また自分の語りたいことだけ語ってしまいましたが、映画、美しいもの、またいろいろ教えてくださいね。
ありがとうございます。おやすみなさい(*^^*)
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morton
at 2017-11-18 19:04
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まさかの tacoさんとしてコメントしちゃいました。笑
茶道素敵ですね〜、着物を着ていらっしゃる方や
茶道も所作が美しいなぁと見とれてしまいます。道具も美しいのですね!
凛とした佇まいを創造してしまいます(^。^)
本当に 日本を知らない!!
海外行ったら 北野武の映画の話ばっかりされて
見てないし 焦りました。笑
最近は 習い事も一日体験なんかも多いし また 挑戦したいです(*^^*)
和の物も 子供の頃苦手で 七五三も 着物を拒否しました^_^笑
うちの母が着付けの師範?なんか資格をもってるらしいですが 祖母にやらせていただけで 着物もタンスごと捨ててしまいました。
大人になってやっぱり 着物も○○道とか古くから
続くものは美しく魅力的だと感じます(^。^)
そして、ハンコック、これまた観たい!(^。^)
ちょっと考える系もいいけど ハンコックはまた違った気持ちで楽しめそう!!
色々な情報をありがとうございます!
茶道素敵ですね〜、着物を着ていらっしゃる方や
茶道も所作が美しいなぁと見とれてしまいます。道具も美しいのですね!
凛とした佇まいを創造してしまいます(^。^)
本当に 日本を知らない!!
海外行ったら 北野武の映画の話ばっかりされて
見てないし 焦りました。笑
最近は 習い事も一日体験なんかも多いし また 挑戦したいです(*^^*)
和の物も 子供の頃苦手で 七五三も 着物を拒否しました^_^笑
うちの母が着付けの師範?なんか資格をもってるらしいですが 祖母にやらせていただけで 着物もタンスごと捨ててしまいました。
大人になってやっぱり 着物も○○道とか古くから
続くものは美しく魅力的だと感じます(^。^)
そして、ハンコック、これまた観たい!(^。^)
ちょっと考える系もいいけど ハンコックはまた違った気持ちで楽しめそう!!
色々な情報をありがとうございます!
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8pusmovie at 2017-11-18 20:10
> mortonさん
あ、今日はmortonさんだ(*^^*)
そう!ほんとに、日本のこと知らないでしょう?でも、外国の方って、日本のことを知りたいんですよね。経験されましたか。
お母様が着付けの資格、持ってらっしゃるんですね。いいなぁ。私は着られなくて、今のところ着せてもらう一方で…(^^; ほんとに、私も和の物が苦手だったんですけど、お茶はこの齢になって、急に始めたくなってしまって。
mortonさんも、そういう気持ちになるまで別に急に和風にならなくていいと思うんですが、身近に外国の方がいらっしゃるんなら、そういう方向にいってもいいかな…と。
でも詩吟はなかなか(*^^*) またどんなだったか、聞いてみたい気がします。ブログで、いつか気が向いたら綴ってやってください(*^^*)
今日ご紹介の映画は大人の女性向けの映画じゃなくてごめんなさい(^^; でも、最初から設定がツインソウルの映画なので、これはこれで楽しめるかも、と思ってます。私は今回見直して泣きました(^^;
またブログの方、楽しみにしてますね(*^^*)
ありがとうございます(*^^*)
あ、今日はmortonさんだ(*^^*)
そう!ほんとに、日本のこと知らないでしょう?でも、外国の方って、日本のことを知りたいんですよね。経験されましたか。
お母様が着付けの資格、持ってらっしゃるんですね。いいなぁ。私は着られなくて、今のところ着せてもらう一方で…(^^; ほんとに、私も和の物が苦手だったんですけど、お茶はこの齢になって、急に始めたくなってしまって。
mortonさんも、そういう気持ちになるまで別に急に和風にならなくていいと思うんですが、身近に外国の方がいらっしゃるんなら、そういう方向にいってもいいかな…と。
でも詩吟はなかなか(*^^*) またどんなだったか、聞いてみたい気がします。ブログで、いつか気が向いたら綴ってやってください(*^^*)
今日ご紹介の映画は大人の女性向けの映画じゃなくてごめんなさい(^^; でも、最初から設定がツインソウルの映画なので、これはこれで楽しめるかも、と思ってます。私は今回見直して泣きました(^^;
またブログの方、楽しみにしてますね(*^^*)
ありがとうございます(*^^*)
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8pusmovie at 2017-11-18 20:14
> mortonさん
あ、着物をタンスごと!?豪快な…でもわかる、始末に困りますよね…。
あ、着物をタンスごと!?豪快な…でもわかる、始末に困りますよね…。